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ストレート
ネック

ストレートネックは不良姿勢に注意

ストレートネックは、不良姿勢や長時間の同一姿勢など、日常生活でのさまざまな習慣や身体のつかい方が原因となる症状です。
通常首の骨(頸椎)は横からみたときに緩やかな前弯を描いていますが、ストレートネックになってしまうと頸椎がまっすぐになり、頸椎の弯曲が失われてしまうといわれています。

ストレートネックになってしまうと頭を支える首の筋肉に負担がかかりやすくなるため、肩こりや頭痛などの症状が現れて日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。

しかし、筋肉の緊張を緩和し柔軟性を高めることで症状の軽減が期待できます。
また、日頃から姿勢や身体のつかい方を意識していればストレートネックの予防にもつながります。
ここではストレートネックの原因や症状、対処法、予防法などをご紹介します。

目次

このようなお悩みありませんか?

ストレートネックの症状は、日常生活に支障をきたす可能性があります。
次の内容に当てはまるという方は、身体のつかい方や姿勢を見直してストレートネックの改善につなげましょう。

  • 長時間座ったままで作業が多い
  • 集中するとつい猫背になってしまう
  • 肩こりや頭痛になりやすい
  • 姿勢が悪いとよくいわれる
  • 首が硬くて動かしづらい
  • ストレートネックを改善したい

ストレートネックのおもな原因

首の構造とストレートネックの関係性は次のとおりです。

首の構造について

頸椎7個の骨で構成され、横からみたときにやや前弯のカーブを描いています。
頸椎の前弯があることで頭の重さを支える際に安定感が増し、重さを上手く分散しています。
しかし、ストレートネックを発症すると頸椎の前弯が失われてまっすぐになるため、頭の重さが直接首にかかり、負担を分散できなくなります。
そのため、首や肩まわりの筋肉の緊張が増し、痛みや血行不良などの不調が生じてしまいます。

ストレートネックの原因

ストレートネックは、次のような原因で起こるといわれています。

●崩れた姿勢での作業

不良姿勢で作業を行う習慣がある方は、ストレートネックになりやすいです。
ほかにも、次のような特徴があると発症の可能性が高まるといわれています。

・スマホを長時間みている
・長時間パソコンを使用する
・同じ体勢で作業をつづけてしまう
・イスと机の高さがあっていないため背中が丸くなる

スマホやパソコンなどで長時間うつむいた姿勢がつづくと首が前方に突出し、首の筋肉にかかる負担が増えます。
また、人によっては先天的(生まれつき)に頸椎の弯曲が少なく、首や肩に負担がかかりやすい方もいるといわれています。
その場合、ストレートネックになるリスクはより高まると考えられています。

●首まわりの筋力低下

普段からあまり首を動かさない生活を送っている方は、首の筋力が低下し頭の重さを支える力が弱くなるといわれています。
首の筋力が低下すると、長時間頭の重さを支えられず姿勢が崩れやすくなるため、ストレートネックを発症しやすくなります。
とくにデスクワークを行う方は長時間座りっぱなしになりやすいため、比較的首まわりの筋力低下を起こしやすいと考えられています。

ストレートネックのおもな症状

ストレートネックを発症することで首や肩の筋肉にかかる負担が増えるため、さまざまな症状がみられる可能性があります。

ストレートネックの症状

ストレートネックを発症すると、「不良姿勢」「頭痛・肩こりなどの併発症状」「可動域の低下」などの症状がみられます。

●不良姿勢

ストレートネックでは、首から上が身体より前方に出たり背中が丸まったりして、猫背姿勢になりやすくなります。
また、もともと猫背の方は首が前方に出ることでより猫背が強くなってしまうおそれがあります。

・猫背
・巻き肩
・骨盤後傾(骨盤のゆがみ)

上記のような不良姿勢により骨盤のゆがみが強くなると、首や肩だけでなく腰の痛みを生じる場合もあります。
そのため、ストレートネックでは不良姿勢に注意しなければいけません。

●頭痛・肩こりなどの併発症状

ストレートネックは、筋緊張や血行不良を起こしやすいといわれています。
筋緊張や血行不良で現れる可能性がある症状は次のとおりです。

・頭痛
・肩こり
・めまい
・耳鳴り
・吐き気
・眼精疲労
・手や指のしびれ
など

首や肩まわりの筋肉が硬くなると血流が悪くなるため、肩こりや頭痛などの症状が起こりやすくなります。
また、筋肉の緊張が強くなることで神経を圧迫してしまうと、手や指のしびれを生じたり感覚異常を起こしたりといった神経症状がみられる可能性もあります。

●可動域の低下

ストレートネックによって首や肩まわりの筋肉が硬くなると、次のような可動域制限がみられることがあります。

・上下、左右を向きづらい
・腕を上げにくい
・肩甲骨が動かない

首の筋肉は肩や背中付近に付着するものも多いため、筋肉の緊張によってそれぞれの部位が動かしづらくなることがあります。

ストレートネックの対処法

ストレートネックは、頸椎を含む背骨全体にアプローチすることが改善につながるといわれています

ストレートネックの対処法

ストレートネックを改善に導くために、次のような対処法を行ってみてください。

●頸椎のストレッチ

ストレートネックになると頸椎がまっすぐになってしまうため、頸椎の弯曲をつくる対処法を行って改善・緩和を目指しましょう。
頸椎の弯曲をつくる対処法は、バスタオルを使う方法がおすすめです。
まずバスタオルを丸めて、寝た状態で頭の後ろ(首にかかるように)に置きます。
そして、しばらくその状態で寝てみてください。
たったこれだけで、頸椎をストレッチすることができます。
タオルの厚みを変えるとその分首にかかる刺激も増えるため、症状に応じて気持ちよい程度に調整してみてください。

●キャットストレッチ

キャットストレッチとは、猫が伸びをする動作に似ていることから名づけられたストレッチであり、上半身の筋肉(とくに背中や肩甲骨まわり)をほぐすことが可能です。
呼吸にあわせて背中や骨盤を動かすことができるため、骨盤のゆがみ改善にも効果的であるといわれています。

・両手を肩幅、両膝を腰の幅に開いて床につけ(四つん這いの姿勢)背筋を伸ばし、鼻で大きく息を吸う
・鼻から息を吐きながら手と足で床を押し、おへそをのぞき込むように背中を丸めていく
・鼻から息を吸いながら手と足で床を押し、視線を上げながら(戻しながら)背中をゆっくり反らせる

上記のストレッチを5~6回、数セット行うことでストレートネックの改善が期待できます。
ストレッチを行う際は、痛みがない範囲で無理なく行うようにしましょう。

●首の筋肉を温める

首や肩まわりの筋肉を温めることで血流が良くなり、筋肉の緊張を緩和する効果が期待できます。
筋肉の緊張が和らぐことでストレートネックによる負担が減るため、症状の軽減が見込まれています。

・湯船に浸かる
・ホットタオルを巻く

上記のように、直接首を温める方法がおすすめです。

ストレートネックの予防法

ストレートネックにならないよう、日頃の姿勢身体のつかい方を見直しましょう。

ストレートネックの予防法

ストレートネックを防ぐためには、次のような予防法を行うことが有効とされています。

●姿勢の改善

ストレートネックを予防するためには、日常生活のなかで正しい姿勢を保持することが大切です。
日頃から次のポイントを意識して正しい姿勢を維持してみてください。

・立つときは左右均等に体重をかける
・胸を張る(背筋を伸ばす)
・骨盤を立たせる
・背中や腰を反らせない

上記のポイントは、座るとき、歩くときにも意識することをおすすめします。
とくに歩くときは、上記のポイントに加えて「腕を振る」「歩幅を広くする」「視線を落とさない」ことも意識してみましょう。
正しい姿勢を維持できないという方は、「頭のてっぺんを真上に引っ張られるような姿勢」をイメージすると正しい姿勢をとりやすくなります。

●睡眠時の姿勢・寝具

睡眠時の姿勢は寝具によってある程度決まるため、寝具はできるだけ身体にあうものを選択して使用しましょう。

・枕の高さ
・枕の硬さ
・ベッドの硬さ

枕は高すぎると首が下を向き、低すぎると首が反ってしまうといったことが起こります。
そのため、視線が天井と正面になるよう自身の身体にあう枕を選択し、負担が少ない姿勢で寝られる寝具選びを行ってください。

●長時間のデスクワークに気をつける

普段デスクワークを行う方は、次の点に注意しましょう。

・デスク(イス)の高さはあっているか
・モニターは目線の正面にあるか
・こまめに休憩をとる(長時間の作業を控える)

長時間座りっぱなしでいると、ストレートネックをはじめとする首や肩、腰の症状を起こす原因になるため、できるだけ長時間同一姿勢での作業を控えることが大切です。
適度に休憩を挟みつつ作業を行いましょう。

だいこく接骨鍼灸院の
「ストレートネック」へのアプローチ

当院では、姿勢改善骨盤矯正首AKA筋肉などの施術によりストレートネックの改善へつなげます。

その後、メンテナンスや生活指導など予防法についてもお伝えしています。

メンテナンスでは簡単にできるものをご紹介し、習慣化することをおすすめしています。

ストレートネックは発症すると改善が難しかったり症状緩和までに時間を要したりする症状です。
また、ストレートネックによって肩こりや腰痛など多くの症状を併発する場合もあるため、注意が必要です。

そのため、ストレートネックを引き起こす前に適切な予防策を講じていくことが大切です。
今はストレートネックではないと思っていても今後発症することもあるので、ぜひ当院で一緒に予防策のストレッチなどを一緒に行っていきましょう。

著者 Writer

著者画像
清水裕司
【資格】:柔道整復師
【生年月日】:1967 6月11日
【趣味】:筋トレ ピラティス
【患者様へひとこと】
お客様を健康へ導くのはもちろんですが、施術をとおして心と身体のバランスを整えることが私の願いです。
動きやすい身体、痛みの出づらい身体をとりもどしましょう。
ぜひ、皆様の健康へのお手伝いをさせてください。

TREATMENT

保険施術アイコン

保険施術

接骨院で受ける施術のうち、健康保険が適用されるのは「負傷原因が急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の負傷」のみとなっています。

具体的には、骨折・不全骨折・脱臼・捻挫、打撲、挫傷が健康保険の適用となります。

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手技療法

手技療法とは、素手で施術を行う療法のことです。
「触る・なでる・揉む・叩く・擦る・押す」などにより、筋肉や関節にアプローチを行います。

肩こりや頭痛などの慢性的な痛みや姿勢の改善に効果が期待でき、当院では一人ひとりの症状にあわせて、力加減を調整しながら施術を行っています。

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スポーツ
ストレッチ

当院では静的ストレッチ、動的ストレッチ、PNFストレッチなどを組み合わせて一人ひとりにあわせたアプローチを行います。

スポーツストレッチを行うことで、パフォーマンス向上、リラックス、血流改善、疲労回復、ケガの予防、関節可動域改善、柔軟性の向上、肩こり・腰痛・膝痛の改善などのさまざまな効果が期待できます。

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テーピング・
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当院ではケガを予防するためにさまざまなテープをつかい、運動をする前にテーピングを行います。

テーピングを行うことで関節の動きに制限をかけ、運動によるダメージを抑制するほか、関節の保護や動きのサポートにもつながります。

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電気療法

電気療法では微弱な電流を流すことで、その刺激により痛みの緩和や筋肉のこりの解消を図ります。

痛みのある部分の血行を促進し筋肉の緊張を緩和させることで、痛みの伝達を抑制する効果も期待できます。

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超音波療法

超音波療法では1秒間に数百万回に及ぶ非常に高速で細かい振動を体に与えることで、筋肉のコリや緊張を緩和させ、新陳代謝の活性化にも効果が期待できる治療機器です。

血管拡張やリンパの流れを良くすることで、炎症の抑制鎮痛効果など、さまざまな不調を改善することにつながります。

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痛くない
骨格矯正

当院ではマニュプレーションベッドを使用した、ポキポキと音を鳴らさないソフトな矯正を行います。

マニュプレーションベッドは胸や腰にクッションパーツがあり衝撃を吸収する設計になっているため、痛みを感じることが少ない施術です。

出産後の腰痛や骨盤のゆがみ、デスクワークでの腰痛や不良姿勢にお悩みの方におすすめの施術です。

ヘルストロンアイコン

ヘルストロン

ヘルストロンは、交流の高圧電界で身体をスッポリと包み、血液の流れを良くする効果が期待できます。

その結果、頭痛、肩こり、不眠症、慢性便秘の改善につながるといわれています。

ヘルストロンは、ゆっくりと身体に作用しますので、回数を重ねて通電することが大切です。

交通事故施術アイコン

交通事故施術

交通事故によるケガでは、痛みが事故後しばらくしてから出てくることもあるため、一度医療機関で検査をすることが大切です。

なにも対処をしないでいると頭痛や目眩、吐き気、腰痛、肩こり、手足のしびれなどにつながる可能性もあるため、適切な処置を行いましょう。

当院では交通事故によるケガの施術も行っていますので、お気軽にご相談ください。

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スポーツの
ケガに
お悩みの方へ

スポーツのケガには急性で発症する「スポーツ外傷」と、繰り返しの運動によって生じる「スポーツ外傷」の2つに分けられます。各症状においておこなうべき対処法が異なり、正しく対処することで早期の改善が期待できます。

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だいこく接骨鍼灸院 高陽院

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